2024 03,19 13:22 |
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2006 08,25 02:02 |
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『もっとも偉大な人とは、自分自身の判断を思いっきり信じられる人のこと ── もっとも馬鹿な人も同じだが』(ポール・バレリー)
私たちは不確実性がある時に、意志決定を論理化する場合、確率に頼る。 株価が上がる見込み、下がる見込み。景気がよくなる見込み。試合で勝つ公算というような、不確実な未来を予測する場合、「見込み」で確率を求める。 普通、確率とは何らかの根拠に基づいて客観的に判断されるのだが、この「見込み」の大部分は直感的な判断によって得ている。 「直感的判断による主観確率」は非常に曖昧だ。 身近な例えでは、野球の解説者。打者の打率や打点、出塁率など、客観的な数値を元に都合がいいように解釈する。 「彼の得点圏打率は4割をこえてますから、打ちますよ」 「ここ3打席、ヒットを打っていないので、この打席は怖いですね」 「8月はホームランが出ていないので、そろそろホームランを打つ確率が高いですね」 など、解説者の主観が入った確率を述べる。 株のトレードの現場では、投資家は企業業績や過去の株価の推移など、客観的数値に基づき判断しているようにみえるが間違いだ。多くの人が「主観確率」を用いて取引をしている。 「3日連続で下がったから、そろそろ反発するかもしれない」 そう。僕の場合も、自分の「見込み」を思いっきり信じて取引しているのだが・・・ l||l _| ̄|○ l||l PR |
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